医療事務の仕事 資格取得と採用のポイント

医療事務の魅力

医療事務の、他の事務と異なる魅力の一つに、一定期間だけ集中して就労すればすむという、副業としてのそれがあります。レセプト点検業務などの主要な業務は、月末から月初の10日間ほどの間に集中しているので、短期で収入を得たい主婦などには魅力的な副業となりうるのです。

資格からみた医療事務

さて、このように勤務形態に短期集中型や常勤型、仕事内容が専門のレセプト点検業務以外にも多岐に渡る業務内容を持つ医療事務ですが、

医療事務に関連する資格を次にみておきましょう。医療事務関連の資格には、医療保険士、医療秘書士という民間主催の資格があります。前者は、医療保険学院が主催するものです。他方、後者は、財団法人日本病院教育協会が主催する資格です。これに対して、公的資格が、診療報酬請求事務能力認定試験に基づく資格と、医療事務技能審査試験に基づく資格とがあります。民間の資格よりも公的資格の方が社会的信頼が高いため、専門学校では公的資格取得に比重をおいた指導を行っています。なお、医療事務には国家資格がないため、法律レベルで保証された資格がなく、上記いずれの資格も医療事務を行うに当たっては不要です。しかし、医療機関などが医療事務員を採用する場合には、当然のことながら、有資格者を優先することは言うまでもありません。さらに、資格の中でも、公的資格という社会的信頼の高いものを重視します。